葬儀のマナー・隣近所で不幸があった場合
近所に不幸があったときに、マナーとしてどの程度のことをすべきか知りたいところです。近所とはいえ深いお付き合いをしていないケースもありますので、弔問のために訪れるタイミングや、その際に注意すべきことを確認しておきましょう。
先方に伺うタイミングが気になりますが、もし日頃から親しい間柄であれば、葬儀の準備のお手伝いをすることを前提してもうかがって良いでしょう。その際に、葬儀の準備に慌ただしくしている先方に、負担をかけないように配慮すべきです。
また、日頃あまり親しくないとしても、弔問だけでもしておきたいところです。先方にうかがう際には取り込み中であることも配慮し時間をかけないように注意します。突然の不幸の知らせであるケースでは、派手でなければ平服で弔問にうかがっても問題ありません。
華美な装飾品は、事前に外しておくのがマナーです。仕事などで、すぐに訪問できないケースでは、弔電を使ったり、代理人に弔問を依頼する方法もあります。ただし、あくまでも時間の都合が付かない際の対応ですので、後に本人が弔問に訪れるのが良いでしょう。
お悔やみの言葉にも注意が必要です。葬儀の際には、使ってはいけない忌み言葉に注意してください。不幸が重なることが連想できるような言葉が該当します。亡くなった理由などを、あれこれと聞くのも避けたいところです。誠実な気持ちが伝われば十分ですので、長々と言葉と並べるよりも簡潔なお悔やみの言葉ですませるのがマナーとなります。