社葬の通知を受け取った場合、まずしなければならないのは、参列するかどうかを決定することです。そして、参列することになったら、誰が参列するのかを決める必要があります。社葬というのは、故人が会社や社会に対して残した功績を讃えることが大きな目的のひとつです。
そのため、参列する側にもその人選には十分に留意することが大切です。一般的には、故人と同等の役職の方が参列するのが失礼のないマナーとされます。そのため、故人よりも下の役職の方々は遠慮することになります。故人を悼む気持ちはあってもマナー違反となりますので、くれぐれも人選には注意が必要です。
服装については、一般的な葬儀と同様となります。葬儀の場は故人を悼む場となりますので、関係団体や取引先が多く集まりますが、当然ながら、名刺交換は重大なマナー違反となります。
今は葬儀の形態も様々なものがあるので、どういう形式にするのかよく考える必要があります。企業の創始者であったり、CEOであったり会長や社長である場合には、企業からも見送りたいということで社葬を執り行うことがあるでしょう。
ある程度規模が大きくなってくるので、どれくらいの広さの会場を選ぶとよいのか、ということを考える必要もあります。葬儀会社でも対応をしてくれるので、まずは相談をしてみるとよいでしょう。コストもかかってくるので、式を執り行う前に試算をしてもらうのもよいでしょう。
日程も考慮をしなければいけない場合もあります。六曜も関係してくることがありますし、参列をする社員のことも考慮しなければいけません。急な中で色々と決めなければいけないので、社葬を執り行うということはかなり大変ですし、お金もかかってしまいます。